前回ノートPCが逝ってしまいあえなく中断したVistaの導入を再開した。例のノートはやはり壊れたようなので、デスクトップに。実は以前からLinuxの母艦にもVistaも一応入れてあった。パーティションも30GBほどしかなくVistaをインストールしただけの状態のままほとんど起動もしていなかったが。
今回母艦上でVistaをいじくって分かったのは、聞いていたよりよっぽど快適だという事。ノートの方はちょっと古かったのでパワー的に問題があったが、まだ一年程度のデスクトップだと、ディスプレイも24"あるし、とても快適。メモリ使用状況などを見てもそれほどギリギリという訳でもない。細かい不満はあるものの、Linux上でよく使っているものも結構準備できそうだという事が分かったので、そのあたりを揃えてみる事にした。
ということで、また別のマシンで設定するかもしれないのでやった事をメモだけ。
・readyboostのためのUSBメモリを差して設定。このマシンではあまり必要ないかも。
・Lhaca+デラックス版導入。圧縮伸長ツール。
・keyswap導入。キーの交換。CTRL<->Caps_Lock, Henkan->Muhenkan, Alt->Escなどいつものもの。istaでは管理者権限で実行しないとだめ。
・7-Zipポータブル版導入。圧縮伸長ツール。
・Firefoxポータブル版導入。USBメモリからフォルダをコピーしただけ。
・Gimpポータブル版導入。同上。Photoshopみたいなの。
・Inkspaceポータブル版導入。同上。Illustratorみたいなの。
・Scratch導入。同上。
・SmatraPDFポータブル版導入。同上。Acrobat Reader8だけは以前入れてあったので必要ないか。
・SKKIME導入。SKK-JISYO.Lも導入して設定。IMEのデフォルトもSKKIMEに。
・Google Earth導入。Linux版は動きが悪かった。今回はじめてVistaで試したが快適。
・SkethUp。Google Earthのついで。まだ使ったことはない。
・explore2fs導入。ext2(3)パーティションからファイル読み出し可能に。
・NTEmacs + apel + SKK(DDSKK) + SKK-JISYO.Lを導入。SKK-JISYO.LはSKKIMEと同じものだが、どうもSKKIMEはファイルの中身を変えてしまうようで共用するとおかしくなるので別にした。
・Emacsのstartup.el内で自分で選んだ場所をホームディレクトリに設定。(setenv "HOME" "...")
・.emacs, .emacs.d/* の設定。Linuxで使っているものを一部修正した。キーバインドも一部修正。
・bashの導入。.bashrcの設定。PATHやPS1、aliasなど。Emacsのshell-modeで利用できるように設定。これでLinux上と同様のmulti shellが使えるようになった。
・pLaTexの導入。「LaTeX2ε美文書作成入門第4版」付属のCD-ROMから。WinShellは入れず。bashのエイリアスでxdvi, dvipdf, xpdfなどで各ツールを起動できるようにした。思った以上にスンナリ導入できた。
・Python2.5.4の導入。python-mode.elも導入。面倒なので.emacs.d/に置いた。python実行ファイルのパスの設定も追加。これでEmacsからpy-shellでPythonが利用できる。
・numpy導入。Pythonで行列算など。
・scipy導入。Pythonで科学技術計算。
・PyQt4導入。
・matplotlib導入。MATLAB風ツールfor Python。Emacsのpython-shellからだとグラフ描画がおかしい。固まる。原因不明。ネット上でも一二件しか同様の問題報告が見当たらず、しかも解決策見付からず。困る。IDLEからは問題なし。なぜだ。
・gnuplot導入。なぜかEmacsのcomint-runからだと問題が。matplotlibの問題と関係があるかも。Emacs環境特異。プロセスとのやりとりの問題?文字コードの問題の可能性もあり。bashではそういう事があった。
・R + rpy2導入。統計解析ソフトとPythonインターフェイス。これもグラフ表示で同様の問題。
・VMware Player導入。vmware.comからダウンロードしてインストール。いつも思う、日本法人(というかなだの窓口?)の存在価値ないよね。
・Windows XPのVMware用イメージ導入。これまでLinux上のVMware workstationで使っていたもの。とりあえずOffice 2003とか入っているので当面必要。
・VMplayer用Debian lennyのイメージを導入。vmware.comのappliance集からダウンロード。aptでとりあえず必要なパッケージを追加。いざとなったらこのLinuxに逃げ込めるようにしておく。
この位までで一息。
そして、耳にした事はあったが良く知らなかったMinGW(Minimalist GNU for Windows)を導入する事にした。cygwinは仰々しくてやだなぁと思っていたが、こちらはwin32ネイティブで導入ももっと手軽そうなので。いくらbashだけあってもgrepだのdiffだのそういう細かいツールがないとシェルの威力も半減だし。
・MinGW導入。ただし、g++を選択すると展開エラーでインストールが異常終了してしまう。仕方ないのでコンパイラはgccのみ。しかもversion 3.x。
・MinSys導入。MinGWの片割れらしい。開発環境となる細々したコマンド類。
・.bashrcでパスを通してEmacsのshellモードから使えるようにした。どうせEmacsの中からしか使わないので、Vistaの環境変数はあまり触らない。MinGW, MinSysのパスは前に入れる。そうしないとfindコマンドとかvistaのアホfindを先に見付けてしまう。EmacsからもM-x grepできる。これないとほんとに不便。
このあたりで力尽きる。
今後整えていきたいもの。
・Office 2007。そもそもこれが必要になりそうだったのでVistaを導入。購入はしばらく先になりそう。
・Adobe Creative Suite導入。CS2があるので。Acrobatだけは結構使う。これまでVMware上のwinxpで使っていたもののライセンスを移動予定。
・auxtexの導入・設定。LaTeX作業をもっと楽に。
・適当なRDBMS。pythonからアクセスできるもの。後々同じプログラムをLinuxでも動かせるようにどちらでも使えるもの。できればInterbaseのようにバックアップがファイル一つのコピーで済むような手軽なもの。Debianでapt-getでインストールできるもの。
・BeautifuSoup、DBIなど、Pythonの諸々のモジュール群。時々しか使わないようなものも入れると結構たくさんあるので少しずつ。
・mecabなどの形態素解析ソフトとPythonインターフェイス。
・gcc, g++。できれば最新の4.x系。gdbも。g++についてはSTLとboostも必要。
・そういえばGNU nanaのようなassertionツールも欲しい。
・CVSなどバージョン管理システム。Emacsインターフェイス。
・CherryPy導入。Pythonが動けばほぼどこでも動くらしいので多分問題ない。
・いっそVisual Studio入れてvisual c++使ってみようか。折角なのでPythonの拡張モジュールもコンパイルできる環境にしたい。
・辞書。そういえば最後に買ってから結構経ってるので新しいものが出ていないかチェック。Emacsのlookupで検索できるようにする。
・新たに見付けたkeyhacの導入。キーバインド変更ツール。しかもPythonスクリプトで設定できる。キーと文字のバインドだけじゃなく、キー操作にプログラム呼び出しまでバインドできるらしい。大分前にunixで使っていたscwmを思い出す。scwmはもう消えて存在しない。確かScheme Configurable Window Managerというのが正式名だったか。Schemeプログラムでウィンドウマネージャーの操作を色々できて、ほんとに便利だった。keyhacはそれと同じような事ができそう。まだ触ってないが是非とも試したい。
調べないといけないこと。
・unixのcronのようにプログラムを定期的に自動実行する方法。
・Emacsのpy-shellからだとmatplotlibやrpy2などからウィンドウを出すと一度でかたまり戻ってこなくなる問題の回避方法。Emacsとプロセスとのやりとりあたりが怪しい?Windowsの中身よく知らないので分からない…
しらべてみようかなと思うこと。
・windowsの内部全般。まじめに勉強したことないけど、やはり多少は知っておくべき。
・Pythonのwin32モジュールの使い方。使えると便利そう。
メモだけなのに随分長くなった。全部じゃないけどこれまでやったことを大体書いた。
別のマシンで同様の環境作る時のためでした。
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